良書紹介「積徳のすすめ」
比叡山十二年籠山満行の宮本祖豊師が致知出版社から上梓されました。
同出版社から2014年に刊行された「覚悟の力」以来約10年ぶりとなります。
宮本先生は、北海道室蘭出身で堀澤祖門さんに弟子入りされ、1984年(昭和59年)に出家得度されました。そして1997年(平成9年)に十二年籠山行の前行である好相行を満行され、比叡山延暦寺浄土院の侍真僧となられ、比叡山の修行の中でも過酷とされる十二年籠山行に入られ、2009年(平成21年)に十二年籠山行を満行されました。
満行から16年を過ぎ、満を持しての今回の上梓は宮本先生の人間力を成している様々な体験・経験がわかりやすく書かれており、今日までの不動の心をあらわされています。
もっとも過酷と言われた修行を満行し、現在はステージ4のガンと闘病中の宮本先生だからこそ、伝えたい言葉がきっとあるはず。いや伝わる言葉があるはずです。
本書を通じて多くの方々が希望に満ちる人生を歩まれるきっかけとなることを願うばかりです。

本タイトル 「積徳のすすめ」
著者 宮本祖豊 比叡山延暦寺一山観明院住職
刊行 致知出版社(2025/04/26発売)
価格 ¥1,600(税別)